いきなりですが、下記のようなことを知っているでしょうか。
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイ社が
6時間勤務を認める制度を発表したこと。
https://corp.zozo.com/recruit/welfare/
脳科学者の茂木健一郎さん、
メンタリストDAIGOさんらが朝の時間を脳のゴールデンタイムと呼び、
朝のルーティンにまつわる書籍まで出版していること。
脳を最高に活かせる人の朝時間(茂木健一郎, 2016年, 河出文庫)
自分を操る超集中力(DAIGO, 2016年, かんき出版)
多くの経営者、たとえばハワード・シュルツ(スターバックス元CEO)や
ジャック・ドーシー(Twitter創業者)も朝のルーティンを大切にしていること。
なぜ関係のない彼ら・彼女らは総じて朝のルーティン、
特に起床からできるだけ早い時間を大切にしているのでしょうか。
それは彼ら・彼女らは「脳は疲れる」ことを知っているからです。
みなさんも始業直後よりも就業直前のほうが疲れを感じることは既知のことと思います。
これは身体の疲れ、目の疲れももちろんあります。
ただ知的労働者にとって最も疲れを感じる部位は脳です。
海馬に記録された記憶たちは睡眠をとっている間に、
側頭連合野という場所に整理されます。
起きてから寝るまで、整理整頓された状態から
徐々に情報が散らかっていくということです。
つまりクリエイティブな作業をするのに最も適した脳の状態は朝なのです。
そこで自分にとって最も重要なことを行うべき時間は朝であり、
そのことに集中するためにも朝のルーティンは
人生において大事なタスクであることは言うまでもありません。
そこで今回は、
QOLを上げるために朝のルーティンで何をすればいいのか
について朝が苦手な人でも簡単にできる方法を5つご紹介します。
朝のルーティンの重要性を理解した方の中で、
そうは言っても起きられないという方については、
朝起きる方法をご紹介しているのでご参照ください。
QOLを爆上げする朝のルーティン5選
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陽の光を浴びる
人間は、原始の時代から日が昇るとともに活動を始め、
日が沈むとともに眠るという生活を続けてきました。
そこで朝のルーティンとして、
目覚めるとともに陽の光を浴びることにより、
セロトニンと呼ばれるホルモンが分泌され、
脳と身体の覚醒が進みます。
部屋のライトで十分ではないかとお思いかもしれませんが、
明るさが圧倒的に違います。
体内時計を修正し覚醒するために
必要な明るさは2,500~3,000ルクスです。
部屋の明かりは500ルクス程度と言われているため、
太陽の日差しを浴びて睡眠を促すメラトニン分泌をストップさせましょう。
陽の光を浴びるために動くことのハードルが高いという方は、
前日の夜からカーテンを開けて眠ることがオススメです。
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運動する
朝起床後の運動ルーティンは、脳の働きを促進し心身の健康維持に効果的です。
目安としては15分程度のランニング、ウォーキング程度でも十分です。
これには健康のため以外にも効果があり、
冒頭にご紹介した脳科学者の茂木健一郎さんによると、
運動をルーティンとして実践することによって
前頭前野と呼ばれる脳の部位を鍛えることができます。
前頭前野は集中力や判断力をコントロールしているとされているため、
仕事の生産性に直結する部位とも言えます。
ここを鍛えられると聞いてやらない手はないでしょう。
ハードな運動ではなく朝に散歩のルーティンを持つのも良いでしょう。
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コーヒーの香りをかぐ
嗅覚を刺激することでリラックス&覚醒させるルーティンです。
実家で親が作ってくれている朝食の匂いを嗅いで、
半分寝ぼけながらも朝であることを実感するというルーティンは無かったでしょうか。
光、運動といった刺激の他にも嗅覚にも刺激を与えることにより、
スッキリと朝を迎えることができます。
また、コーヒーにはカフェインが
含まれているため覚醒作用もあります。
もっとこだわる人は、アロマを利用して
覚醒するというルーティンを作ることによって、
起床する身体をつくることも効果的です。
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瞑想、ヨガ
朝の集中力を高める有効なルーティンです。
昨今ではマインドフルネス瞑想も知られています。
朝起きて5分間瞑想を行う。
このルーティンを身につけるだけでQOLは大幅に上昇します。
瞑想ルーティンは朝時間の使い方として確実に押さえておきましょう。
集中力を高める、自分にとって大切なものを
見つめ直す時間をつくる上で効果的と思われます。
アプリを使った瞑想の始め方など初心者向けに下記の記事で詳しく記載しています。
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朝食を摂る
知ってるよと思うかもしれませんが、
ポイントがあります。
生産性を高めるという観点からいうと、
朝食をお腹いっぱい食べることは望ましくありません。
もちろんこれから活動を始める
朝の食事をしっかり摂ることは、
栄養の面から言っても正しいことです。
ただ量を誤ると、眠気を誘ってしまいます。
これは避けるべきなので、
自分が食べるべき適切な量を調節しましょう。
ただルーティンとして食べる時間をマネジメントする
リーンゲインズという方法もありますので、
そうした場合は摂らなくてもOKです。
ダイエットにも最適なので興味のある方はチェックしてみてください。
まとめ
朝のルーティンを5つご紹介してきました。
これらをルーティン化することで、
本当に自分にとって重要なことに集中できるようにしましょう。
朝の時間に取り組むと良い作業としては、
以下のようなものがあります。
・クリエイティブな作業
数学の問題、アウトプットを考える
・自分の勉強
英語の勉強、資格の勉強、プログラミングの勉強
一つでも試してみることで、習慣は変わります。
これを読んだ方が一度でも行動を変えられることを祈っています。
また、成功者の習慣を別の記事で紹介しています。
興味がある方はぜひ読んでみてください。