初めて一人暮らしをする方に知ってもらいたいことがあります。
それは完璧に満足できる家は十中八九見つからないということです。
そのため初めて一人暮らしする際には優先すべき条件を知ることが大切です。
個人によって優先順位は変わりますが、初めて一人暮らしの家探しをする上で何を意識するべきかご紹介します。
例えば職場/学校の近くで一人暮らしの部屋探しをするという意思決定をするだけで時間を得ることができます。
満員電車で1時間かけて通勤している人と、
徒歩で10分かけて通勤している人では可処分時間に大きな差が出てきます。
単純に計算すると、以下の可処分時間が生まれます。
■1日あたり
電車通勤(1時間) – 徒歩通勤(10分)
{60分 × 2(行き帰り)} – (10分 × 2 = 20分) = 100分(1時間40分)
■1週間あたり
100分 × 5 = 500分(8時間20分)
■1ヶ月あたり
500分 × 4 = 2,000分(33時間20分)
■1年あたり
500分 × 52(週間) = 26,000分(433時間20分)
一人暮らしの部屋探し条件はひとそれぞれ
これからこの記事では、「仕事で結果を出すために一人暮らしの部屋探しの条件をどう考えればいいのか?」という視点でご紹介していきます。
ただ人によっては初めてでもこだわりの条件があるかと思います。
その条件については、ご自身で考えながらこの記事も参考にしていただけると幸いでございます。
初めて一人暮らしの部屋探しをする際に、まず不動産屋に向かうかと思います。
不動産屋についてからなんとなくのイメージを条件に置き換えて、一人暮らしの理想条件を並べていくうちに部屋探しが難航する。
徐々に現実を見はじめて最低条件を考えるというパターンも多いのではないでしょうか。
そうしたやりとりを減らし、初めての一人暮らしの部屋探しを円滑に進めるためにも次章からの条件を考える際の判断軸を学ぶことが有益だと思います。
初めての部屋探しで考慮する条件と優先度
職場からの距離
初めての部屋探しにおける最重要条件です。
職場と家の距離は徒歩、自転車、車で15分以内を目安に家を決めてください。
職場と家の距離は生活に与える影響が最も大きいと考えられます。
なるべく近くに住むべきというと、仕事とプライベートの切り替えができないや、激務前提だという声もあるかもしれません。
ただ仕事とプライベートの切り替えは頭でつけるものであり、仕事の量は自分で調節もしくは上司と調節するものです。
労働時間を長くすることが目的ではありません。
むしろ仕事を早く効率的に終わらせるための準備として、職場と一人暮らしの家の距離を近づけることが重要です。
初めての部屋探しでは、職場からの距離を最優先条件として考えましょう。
職場と一人暮らしの家の距離を縮めることによって以下のようなメリットが得られます。
- 通勤時間の短縮
- 就寝/起床時間の確保
- 満員電車による精神的負担の削減
- 業務中の緊急対応ができる
- 通勤時の天候による影響が少ない
間取り
結論から言うと、初めての一人暮らしでは最低4畳半-6畳は生活スペースを確保することをおすすめします。
これはベッドのスペースを除いた広さです。
職場の近くで予算内の部屋探しをすると、1Rの激狭物件にたどり着くかもしれません。
最重要条件である職場と家の距離を考えて初めての部屋探しすることは大切です。
ただ一人暮らしにおいても空間の余白がある程度ないと、精神的健康に影響が出てしまいます。
これはミニマリストであるしぶさんという方も、実践した結果おっしゃっています。
参考:ぶっちゃけ辛い。ミニマリストが4.5畳から3.5畳に引っ越した感想
そこで初めての一人暮らしでは4畳半は最低条件として確保するようにしましょう。
ただこれはモノの多さにも影響されることがあります。
主な変数として以下を考慮して、生活スペースとしての4畳半以上を確保した部屋探しをしましょう。
- 所持品の多さ、大きさ
- ベッドの大きさ
- 部屋の形
一人暮らしの部屋の広さを確保するためには、2つの選択肢があります。
大きな部屋を部屋探しで選ぶか、モノを減らして生活スペースを確保するかです。
もしモノを減らすという選択をする場合、ミニマリストという考え方が非常に参考になります。
以下の記事はモノの減らし方についてご紹介しているのでぜひ見てみてください。
住環境
一人暮らしの家周りの環境についてです。
こちらも初めてであれば部屋探しの段階で必ず確認しておくべき条件となります。
基本的には一人暮らしなのでコンビニエンスストアがあれば暮らしが成り立つため最低条件は満たせます。
ただ食生活を考えると行きつけとなるような定食屋や、お店が数店舗あるほうが理想条件に近づきます。
一人暮らしにおいて定食屋や飲食店を見つけておくことの重要性については、
別記事でご紹介しているのでそちらを確認してください!
家賃
職業や都市により大幅に異なりますが、
一人暮らしだと通常手取り給与の3割程度を家賃の条件として部屋探しをする人が多いようです。
ただこれも職場に近くで初めての部屋探しをしていると、厳しいことが多いです。
キャッシュフローが回らなくなるまで突き詰める必要はありませんが、一人暮らしの上記条件にある程度こだわって、3年後-5年後に回収するように設計していくことをおすすめします。
シンプルな法則で選ぶ
ここまでどんな基準で初めての部屋探しをすれば良いのかをご紹介してきました。
ビジネスパーソンにとって家で過ごす時間は24時間のうち、多くて5-6時間程度ではないでしょうか。(※)
結果を出したいビジネスパーソンが職場から離れた場所で初めての部屋探しをして住環境を整えすぎたところで、一人暮らしの時間を持て余す場合が多いです。
そこでご紹介したようなシンプルなルール、条件で初めての一人暮らしの部屋探しをし、仕事にフォーカスできるようにしましょう。
※以下計算
24時間 – {8時間(定時労働) + 1時間(休憩) + 1-2時間(残業) + 8時間(睡眠) + 20分(通勤)} = 5-6時間